燃え尽き症候群は、過度なストレスや疲労が原因で、仕事や生活に対する興味ややる気を失ってしまう状態です。何となく疲れが取れない、仕事が楽しくない、と感じているなら、もしかしたら燃え尽き症候群の前兆かもしれません。
ここでは、その兆候に気づくポイントをお伝えします。
まずよく耳にするのが、仕事や日常のタスクに対して、以前ほどの意欲が湧かないと感じることです。朝起きるのが辛くなり、出勤前になると気分が落ち込むことが増えた場合、それは兆候の一つかもしれません。
また、職場や日常生活で些細なことにイライラしたり、怒りっぽくなったりすることも多いです。これは精神的に余裕がなくなっている証拠といえるでしょう。
身体的な症状として挙げられるのは、慢性的な疲労感や頭痛、肩こりが続くことです。眠りが浅くなり、夜中に何度も目が覚めたり、逆に寝つきが悪くなったりすることも珍しくありません。食欲の変化や胃の調子が悪くなることもあります。
また、何をしても楽しく感じられず、趣味や好きなことに興味を持てなくなることもあるでしょう。休日もリラックスできず、何をしているのか分からないまま時間が過ぎてしまうことも少なくありません。これにより、人間関係にも影響が出てしまい、友人や家族とのコミュニケーションも億劫に感じてしまう…といったケースも多々みられます。
そのほかに、自分自身への評価が急激に下がることがあるようです。何をしても上手くいかない、自分はダメなんだと感じることが増えてきたら要注意。これらの兆候に心当たりがある場合は、まず自分の状態を認識し、無理をしないことが大切です。適度な休息を取り、気持ちをリフレッシュすることが燃え尽き症候群を防ぐ第一歩になります。
そして、必要であれば専門家の支援を受けることも検討してみてください。自分を大切にするために、適切な対処を心がけましょう。